ふたつの限界値 - 見た目と中身の経験値タイプが違うと
ポケモンのデータには見た目の種族と中身の種族の2つがありますが、 これが食い違っている場合には経験値とレベルの上限が変わってしまうことがあります。原理
見た目と中身が食い違っている場合のレベル計算は以下の法則に従います。
- レベルの計算は中身の経験値タイプを使う。ボックスから引き出した場合も同様。
- 経験値最大値の計算には見た目の経験値タイプを使う。戦闘で経験値が入った場合、経験値最大値を超えたら経験値最大値に基いてキャップされる。
- レベルが100以外の時、ふしぎなアメを使うことができる。中身と見た目が違う場合では経験値が最大値でも使用出来る。
- ふしぎなアメを使用した場合は現在のレベルを+1した後、中身の経験値タイプで必要な経験値まで底上げする。
- 見た目の経験値タイプの最大値を超えた場合、次の戦闘で入る経験値により最大値まで下がり、レベルが下がる。
- 育て屋を使った場合、レベル情報が失われる。見た目は中身に一致し、中身の経験値タイプでレベルが再計算される。レベルが下がった場合は+256した値として計算する。
- ボックスに預けた場合、レベル情報は別の領域にコピーされ、ボックス一覧表示時に利用される。見た目と中身は不一致のまま。引き出した時に中身の経験値タイプでレベルが再計算される。
実験
予めこちらの経験値テーブルを開いておくと便利です。中身がピッピなシャワーズです。 見た目がシャワーズ(100万)、中身がピッピ(80万)の場合、最大経験値は100万で最高レベルは107です。 | |
アメを一個投与してみます。レベル108。ぴったり80万タイプの必要経験値に一致していますね。 | |
さて、レベルを下げてレベル100にすると?まずはレベル99にセット。経験値は799999であと1与えればレベル100です。 | |
そのままふしぎなアメでレベル100にしてみます。レベル100の場合限定で「つぎのレベルまで」が必ず0になるよう例外処理されている模様。 | |
追加のふしぎなアメは拒否。「レベル100のときは使えない」という処理です。 | |
そこのコラッタと1戦後。ばっちり経験値はいってます。レベル上限に達しましたが経験値上限ではないのでレベル100になっても経験値は入ります。 | |
アメをつかわずに戦闘でレベル100にしてみます。 | |
しっかり80万を突き抜けました。ということで、こちらでも経験値は突き抜けます。どちらも経験値を入れ続ければレベル107まで上がります。 ふしぎなアメを投与するとレベル108、109とあがりますが、今度は経験値が入るとレベル107に戻るようになります。 |
評価
バグった時にレベル107とかレベル101をよく見るのはこんな理由でした。それ以上の有益な使い方はなさそうです。
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